ひとつめ
昔は、昔と云っても3年くらいまえ、は今よりもっと繊細なことに気づけた気がする
画材屋さんの画用紙が変わったらレジで出してもらったときにわかったし、見ないで取った鉛筆の硬度もちょっと描くだけでわかった、鉛筆を載せたときのかんじでなんとなく湿度もわかった、

大したことじゃなかったけどそういうことに触れなくなって思うとあのときが私の人生でいちばん職人に近かったんじゃないかなっておもう
デザイナーや芸術家よりも職人という存在に憧れるのでなんだか昔の自分が羨ましい


ふたつめ
グラフィックデザインを専攻してるからには仕方ないことかもしれないと言い訳をしてみるけど
こんな小手先だけの技術や作品ってなんだろうって思うことがある。
イラストをやりたいんだから、イラストが自分らしいんだからって思い込んでるけどもっと大きなキャンパスにキャラクターとかじゃなくてがしがし筆を置いて描いてる時のがほんとはたのしい

机に向かってちょこちょこ描いてるとこんなんじゃって思う時がある
嫌な意味で小手先の技術っていうのがしっくりくる

そんなきょう